加治屋町1番街区再開発へ!

この度、市電の電車通りに面した加治屋町1番街区において、地権者の方々が「加治屋町1番街区再開発協議会」を発足され、再開発に向けて動き出されました。
鹿児島市は令和5年度当初予算に土地と建物の評価を行うため調査費約2600万円を計上しております。

事業を計画するJR九州と地権者の皆さんは、令和5年度上期に準備組合を設立する方針で、市としては秋ごろの都市計画決定を目指しております。
敷地は電車通り約160mに面した約5600㎡で、複合ビルの高層階はマンション、低層階は街歩きを楽しめるようにガラス張りの商業施設を計画されているようです。
近年再開発の完了したセンテラス天文館が約6000㎡、Li-Ka1920が入る鹿児島中央タワーは約4400㎡で今回の再開発はそれらと同等の規模となる見通しです。
天文館と鹿児島中央駅は電車通りで一直線に繋がっており、中心市街地のまちづくりにとっても、にぎわい創出などに大きな役割が期待されますので、その行方を見守るとともに、行政と連携するなかで各面からの支援を行ってまいりたいと考えております。

若き薩摩の群像 追加建立 除幕式

9月30日、鹿児島中央駅の「若き薩摩の群像」に2名の薩摩藩士が追加建立され、完成除幕式に出席しました。(記念写真左端)


追加建立に関してご理解・ご協力をいただいた製作者の中村晋也先生を始め、ご尽力いただいた関係の皆さまに対しまして心から感謝申し上げます。
 私の祖父と親交のあった中村晋也先生と式典前にお話をしました

「若き薩摩の群像」は、鹿児島市の五十万都市達成記念事業として、薩摩藩遣英使節団の功績をたたえるとともに、郷土の限りない発展を念じて、昭和57年3月に建立されましたが、19名の使節団のうち、土佐出身の高見弥一と長﨑出身の堀孝之の2名は薩摩藩出身でないことから除外されており、薩摩藩が排他的であるとの印象を与えかねない状況でした。


この事についてはこれまでも市議会において議論がなされ、私自身、市民の皆さんのご意見も踏まえるなかで、
平成19年第3回定例会と平成20年第3回定例会において2名の追加建立を求める質疑を交わしております。詳細は以下のリンクから(動画は20年のみ)

平成20年第3回市議会定例会 川越桂路 質疑動画

http://www.kagoshima-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=44

会議録検索システム

https://ssp.kaigiroku.net/tenant/kagoshima/MinuteSearch.html


その当時、鹿児島市は「若き薩摩の群像は完成された美術品であり、追加建立することは難しい」旨の答弁を行っておりましたが、この度、関係者の方々のご尽力により、建立から38年の時を経て、2名の追加建立が実現しました。
 除幕式式典において鹿児島市議会議長として祝辞を述べました


今回新たに、2名の薩摩藩士が現代に蘇り、薩摩藩英国使節団全員が一堂に会したその威風堂々たる姿は、まさに壮観であり、苦難を乗り越え達成した先人の偉業を改めて誇りに思うと同時に、追加建立を求めた一人として抑えきれない感動をも覚えたところです。

  こちらも祖父と親交のあった第32代島津氏当主 島津修久氏と

開明的だった薩摩藩は、幕末期の慶応元年(一八六五年)に、当時、鎖国政策下であったにもかかわらず、国禁を犯して19名の若き精鋭を薩摩藩英国使節団として英国に派遣しました。
使節団のメンバーは帰国後、藩という枠にとらわれることなく、黎明期の近代国家日本建設の原動力となり、大きな役割を果たしたことは、皆さまご承知の通りであります。

かつて19名の若者は、溢れる情熱と高い志を持って、遥か英国の地に旅立ち、日本の近代国家建設の原動力となりました。
その先人たちに倣い、鹿児島の若人が世界に羽ばたくことを期待しております。

 

 

冷静な判断のもと、withコロナでの日常を。

鹿児島市で7月2日に判明したクラスターは、一時感染を拡げ多方面に様々な影響を及ぼしましたが、現在は落ち着きを取り戻してきました。

先日、本件に関して、厚労省のクラスター班の意見も踏まえた鹿児島市としての見解が示されましたので、その資料を添付しておきます。
新型コロナウイルス感染症クラスター関連の発生対応について(令和2年7月23日)

この見解の中では、
(1)本クラスターの特徴
・陽性者の中で若年者の割合が高い
陽性者の約半分が無症状で、重症者はいない
濃厚接触者が8割以上を占めている
・発症した店舗スタッフから利用客に伝播、その後家族等の濃厚接触者等に感染が拡大
★全症例のうち97%以上の高い確率で追跡できている(
リンクを追跡可能)

(2)店舗における感染拡大の要因について
・県内外からの来客があった
マスクの装着が十分ではなかった
・スタッフの楽屋が極めて密な空間であった
・通常換気しているが、雨天時に閉め切っていた日があった 等

(3)早期のクラスター関連陽性者数の減少
・迅速な感染拡大防止策
→クラスター発生源となりうる施設の同定
クラスター発生源の迅速な公表
→不特定多数の訪問者への注意喚起
市民の皆様の感染防止対策への協力
市民の皆様の市保健所の疫学調査への協力
・報道機関による疫学調査への協力の広報
・帰国者・接触者外来の体制の充実
検査体制の拡充(検査機関)
パソ・ラボ、新日本科学、鹿児島大学病院、市立病院、県環境保健センター、市保健環境試験所
入院医療機関等の体制確保
・市保健所の人員拡充による十分な疫学調査の実施
・帰国者・接触者相談センターの充実 等


と、現段階での一定の総括をしており、本市で発生したクラスターは、市民の皆さまのご協力もいただくなかで、比較的早く収束する方向に向かっています。

その他、詳細については添付した資料をご確認いただきたいと思います。
コロナはクラスター関連だけではありませんので、今後も予断を許さない状況ではあります。マスクの着用はもちろん、手洗い・うがいの励行に加え、3密を避けて行動することを意識するなかで、これまでと同じような日常を送ることが大切なのではないでしょうか。

本市においては陽性判明者がゼロの日もありますが、全国移動が可能な現状を考えた場合、しばらくはwithコロナの状況が続くと思われます。
※鹿児島市の直近の状況(入院加療や無症状でのホテル隔離等は26名。添付資料をご参照願います)
新型コロナウイルス感染者情報(7月1日以降)について(7月25日17時現在)

このような状況を踏まえ、それぞれが新しい生活様式を実践し、ご自身のリスクを正しく理解したうえで消費活動もしっかり行うなど、withコロナでの日常を送りましょう!

新型コロナウイルス感染症対策等へ約25億6千万円の予算措置!(専決処分)

クラスターの発生もふまえ、これまでも鹿児島市独自の施策を展開するよう求めて参りましたが、本日付けで総額約25億6千万円の一般会計補正予算の専決処分が行われました!

専決処分とは、地方公共団体の議会が議決または決定すべき事項を、特定の場合に限り、地方公共団体の長が議会に代わって処理することです。

今回は特に緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がないため、議会の議決を経ずに予算を執行出来るようにしました。
今回のケースではコロナ禍の現状を踏まえると、よりスピーディな予算執行が出来るというメリットがあります。
もちろん、9月の定例会においては専決処分の承認を求める議案が提出されますので、事後ではありますが、議会もしっかりとコミットする機会があります。

 

補正予算の内容は、新型コロナウイルス感染症のクラスター発生など、感染の拡大等に伴い売り上げが減少し、家賃の負担が重くなっている中小企業者等に対して、売上減少の対象月を新たに設けて、市独自の第2弾の「事業継続支援金」を給付したり、国の「家賃支援給付金」に上乗せする家賃支援金を給付することにより、事業継続の下支えをさらに行う予算措置となっております。

以下に概要を記載致しますが、詳細につきましてはPDFをご参照願います。

新型コロナウイルス感染症対策に係る補正予算

 

新型コロナウイルス感染症対策に係る補正予算専決処分の内容
総額 約24億6,450万円      
感染症予防医療事業 〔拡充〕保健予防課  211,909千円 
事業継続支援金事業 〔拡充〕産業支援課  763,137千円 
コロナに負けない商店街づくり応援事業 〔新規〕 産業支援課 10,000千円 
家賃支援金事業 〔新規〕 産業創出課 783,242千円 
休業協力支援金事業 〔新規〕 産業支援課 95,763千円 
雇用維持支援金事業 〔新規〕 雇用推進課 600,452千円 

                       小計 2,464,503千円
7月上旬の大雨に係る補正予算専決処分の内容
農業用施設等災害復旧事業〔拡充〕農地整備課・谷山農林課 93,000千円
上記のコロナ対策に加え、7月上旬の大雨により被災した農業用施設(農道・水路等)の応急復旧(171箇所)を実施します。

                       合計2,557,503千円

 

・感染症予防医療事業〔拡充〕 事業費 211,909千円
(保健予防課 ℡803-7023)

 実 施 内 容

 令和2年8月分の請求分からPCR検査費用の公的負担を新たに「帰国者・接触者外来」等の医療従事者まで拡大する。

・事業継続支援金事業〔拡充〕 事業費 763,137千円
(産業支援課 ℡216-1321)

対 象 ※現行(第 1 弾)どおり
<業 種> 中小企業者等(資本金等の要件あり)の全業種
<開業基準日> 令和2年2月 29 日までに市内において事業を営んでいる者
要 件
<売上減少の対象月>
・現行(第1弾) 令和2年 3月~5月
・第2弾 令和2年 6月~8月
新たに設定し、第 1 弾の受給者も申請可能に
<売上減少率>
・3月以降申請月までの全ての月の売上が、前年同月比で 50%以上減少して
いないこと
・6月~8月のいずれかの1か月の売上が、前年同月比で 20%以上・50%未満
減少していること

支 給 金 額  上限50万円

申 請 期 間  令和2年8月中旬に受付を開始し11 月 30 日まで(第 1 弾の申請期限も、8月 31 日から 11 月 30 日に延長)

 

・コロナに負けない商店街づくり応援事業〔新規〕事業費 10,000千円
(産業支援課 ℡216-1321)
対 象
① 商店街・通り会
② 同業者によって組織された団体
③ その他コロナ対策に組織として自主的に取り組んでいる団体
対 象 経 費
① 認証や監修等により感染防止対策に取り組む会員のPRに要する経費
(PRの例)
ステッカー、のぼり旗
(想定する認証や監修等)
業界団体のガイドラインを踏まえ、商店街等が会員の対策を監修・
認証する取り組み など
② その他、来街を促す広報経費
補 助 金 額
上限50万円 (補助率 10/10)
申 請 期 間
令和2年8月上旬に受付を開始し、今年度末まで

・家賃支援金事業〔新規〕 事業費 783,242千円
(産業創出課 ℡216-1319)
対 象
国の「家賃支援給付金」の給付決定を受けた市内の中小企業者等
要 件
① 令和2年5月~12 月に次のいずれかに該当する者
・いずれか1か月の売上が前年同月比で 50%以上減少
・連続する3か月の売上が前年同期比で 30%以上減少
② 自らの事業のために占有する建物・土地の賃料を支払う者
給 付 金 額
支払賃料(月額)× 補助率(1/6 または 1/6+1/12) × 6倍
(月当たりの上限額 法人 25 万円 個人 12 万5千円)
申 請 期 間
令和2年9月中に受付を開始し、令和3年2月まで

・休業協力支援金事業〔新規〕 事業費 95,763千円
(産業支援課 ℡216-1321)
対 象
県の休業協力要請(令和2年7月8日~21 日の 14 日間)に応じた遊興施設を
市内で営む中小企業等及び個人事業主で、県の休業協力金の受給者
※県が休業要請した施設
キャバレー、ナイトクラブ、ダンスホール、スナック、バー、パブのうち、接待を伴う飲食店
支 給 金 額
・ 法 人 20万円
・ 個 人 10万円
※複数施設を有する事業者には 10 万円を上乗せ
申 請 期 間
令和2年8月上旬に受付を開始し、9月 30 日まで

 

・雇用維持支援金事業〔新規〕 事業費 600,452千円
(雇用推進課 ℡216-1328)
対 象
令和2年4月~9月に新型コロナウイルス感染症拡大等の影響により休業を
行い、その休業にかかる「雇用調整助成金」の交付決定を受けた者のうち、市
内に本店または主たる事業所を有する中小企業者等
支 給 金 額
社会保険料事業主負担額に相当する額
(「雇用調整助成金」支給決定額の 15%、最大3月分まで申請可能)
申 請 期 間
令和2年8月下旬に受付を開始し、令和3年2月まで

今後も鹿児島市当局と連携するなかで、市民の皆さんとともにコロナ禍を乗り越えられるよう、私もその職責を果たして参ります!

 

 

 

Keep Calm and Carry On

Keep Calm and Carry On (平静を保ち、普段の生活を続けよ)
一昨年、ロンドンで買ってきたキーホルダーに書いてある言葉。
これは、第二次世界大戦時に英国国民に向けて政府が出したスローガンですが、単純にデザインがカッコイイと思って購入。

改めて今この言葉を噛みしめると、正に現状のコロナ禍の中では、このような意識の下で過ごすべきだと感じます。

 

鹿児島市において、本日新たに判明した感染者数は5人。
・感染者総数 109人(クラスター関連77人、その他32人)
・感染者の入院(19日現在) 30人
・接触者(19日現在) 1,609人 
昨日書いたように、感染者の総数は当然増えていくので、感染者数のみ見ていると、日々患者数が増えていく一方のような錯覚を覚えますが、実際には回復され陰性に転じていきますので、入院加療等をしている患者は減少しつつあります。

本日は入院等(無症状でホテル隔離含む)は30人で前日比-4人。

無症状の方が存在することや、クラスター関連以外の感染者が出ている状況も踏まえると、引き続き予断を許さない状況ではありますが、「感染者総数109人」というイメージとは違い、既に多くの方が陰性に転じていることがご理解いただけるのではないでしょうか?

 

このような状況を踏まえ、それぞれの年齢層や持病の有無などによって、低リスク方や高リスクの方がいらっしゃるわけですので、手洗い・うがいの励行に加え、新しい生活様式を実践するなかで、ご自身のリスクを考慮した経済活動をしっかりと行うことが大切なのだろうと思慮します。

Keep Calm and Carry On (平静を保ち、普段の生活を続けよ)
という言葉を意識して、みんなでこの苦難を乗り越えましょう!


私も鹿児島市の現状を踏まえた、鹿児島市の独自支援施策の実現に向けて取り組んで参ります!

新型コロナへの対応

7月2日に鹿児島市で発生した新型コロナのクラスターは、回復しかけていた観光業・飲食業の皆さまを始め、市民生活に多大な影響を及ぼしております。
私も鹿児島市議会議長として各種の報告を受けるとともに、各方面から様々なご相談を受けて対応させていただいているところです。

鹿児島市当局からは本市における「新型コロナウイルス感染者情報」について毎日報告を受けており、本日判明した本市の新規感染者は1名であり、感染者総数104人(クラスター関連77人、その他27人)という状況です。

※参考

・感染者の入院(18日15時現在) 34人

・接触者(18日15時現在) 1,554人
新型コロナウイルス感染者情報(7月1日以降)について(7月19日17時現在)

 

感染者数のみ見ていると、日々患者数が増えていく一方のような錯覚を覚えますが、実際には回復され陰性に転じていきますので、入院加療をしている患者は減少しつつあります。

ただ、無症状の方が存在することや、クラスター関連以外の感染者が出ている状況も踏まえると、引き続き予断を許さない状況ではあります。

このような状況のなかでコロナ対策に取り組んでいただいている方々、特に医療体制を支えて頂いております医療従事者の皆さまを始めとする関係の皆さまのご努力に対し、心から敬意を表しますとともに感謝申し上げます。

しばらくはwithコロナの状況が続くと思いますので、感染拡大防止のため、手洗い・うがいを励行し三密を防いだ新たな生活様式で過ごすとともに、経済活動もしっかり行うことが大切だと思慮します。

 

新型コロナ対策についてはこれまでも各面から取り組んで参りましたが、私の地元である天文館地区などの現状も踏まえ、事業継続支援金の拡充や休業協力金・家賃補助、また医療従事者への支援など、これまで以上の支援策が必要であると行政に対し提言しております。
現在、国の施策に上乗せするなど、出来る限りの「鹿児島市独自の施策」を展開するよう要請しており、その実現に向け取り組んでおります。

私も引き続きその職責を果たしてまいりますので、コロナに負けることなく、みんなでこの苦難を乗り切って参りましょう!

※鹿児島市新型コロナウイルス感染症対策関連専用ページ
https://www.city.kagoshima.lg.jp/corona.html